越冬幼生(東京都産)水中で虹色に光る卵嚢(東京都産)

卵嚢(西日本産) 撮影:立脇 康嗣卵嚢(東京都産)
細長く曲がりが緩やか太く曲がりが大きい

大型:島根県産(22cm)、小型:近畿産(13cm)東京都産
撮影:立脇 康嗣斑紋のない個体もいる

成体(協力:大宮町)亜成体

生息環境

和名:ヒダサンショウウオ

英名:Hida Salamander
学名:Hynobius kimurae

分布
関東地方西部、中部地方(東海地方を除く)、近畿地方の北部と中部、山陰地方
生態
標高200mから1000mの森林に生息します。繁殖期は、2月下旬から5月頃で、渓流の源流域の小さな落ち込みを作る岩の下や伏流水中に産卵します。卵嚢外皮は、丈夫で虹色の光沢があります。
全長
80-220mm

解説
ヒダサンショウウオは、背面が紫がかった黒褐色で、黄褐色の斑点がある美しいサンショウウオです。写真のような斑点が少なく、オオダイガハラサンショウウオのような個体もいます。
尾の先端は扁平します。
幼生は、流水性型で各指先に黒い爪を生じますが、孵化前後の幼生には止水性型の幼生の様に大きな外鰓をもっています。
コメント
何年か前になりますが、東京都の外れの山奥で、その場所で絶滅してしまったと思われていたヒダサンショウウオが、十数年だか数十年ぶりだかに見つかったと新聞に出ていてのを覚えています。その後はどうなったのだろう・・・
このページに快く資料を提供していただいた大宮町教育委員会と立脇 康嗣さんに感謝をいたします。また、立脇さんにメールを送りたい人は、krhodeus@hotmail.comにお願いします。




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