成体生まれたばかりの幼生
協力:大宮町・アベサンショウウオを守る会

成熟個体(撮影:立脇 康嗣)卵嚢のアップ

尾に注目(繁殖期雄)卵嚢

2月初旬の幼生

和名:アベサンショウウオ

英名:Abe's Salamander
学名:Hynobius abei

分布
京都府、兵庫県、福井県
生態
丹後半島を中心とした極めて狭い地域に分布します。繁殖期は、11月から12月の降雪期に、竹藪や林縁の溝などの浅い止水に産卵します。卵嚢はひも状です。
全長
80-120mm

解説
アベサンショウウオは、カスミサンショウウオやトウホクサンショウウオに近縁で、羽咋市のものは、ホクリクサンショウウオとして新記載されました。従って、分布域は丹後半島を中心とした極狭い地域に限られてます。
体色は、一様に暗褐色で斑紋はありません。尾はヒレ状で、繁殖期のオスは特に平たくなります。
レッドデータブック記載絶滅危惧種です。また、京都府の天然記念物に指定され、保護活動が行われています。
コメント
京都の生息地では、竹藪のすぐ側まで住宅地が押し寄せてきています。しかし、地元の方々の保護に対する思いもあって、何とか生き延びているのが現状です。絶対に絶滅させないように、頑張って下さい。
このページに快く資料を提供していただいた、大宮町教育委員会とアベサンショウウオを守る会、及び立脇 康嗣さんに感謝いたします。また、立脇さんにメールを送りたい人は、krhodeus@hotmail.comにお願いします。

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