基準産地の個体
撮影:高木 雅紀

ヤマサンショウウオと呼ばれている個体
撮影:高木 雅紀

ヤマサンショウウオと呼ばれている個体
撮影:立脇 康嗣

和名:ハクバサンショウウオ

英名:Hakuba Salamander
学名:Hynobius hidamontanus
シノニム:Hynobius tenuis

分布
長野県白馬村、富山県立山周辺、岐阜県日本海側で標高1000m弱の山地
生態
ハクバサンショウウオの産卵場における産卵箇所つまり卵嚢が産み付けられる所は様々で個体群による傾向があるといえます。私の知る限りでは、産卵場は前述の通り水量の少ない緩い沢が流れ込み湧水も豊富である点は共通ですが、緩い流れ中の石の下面に付着させて産み付けたり、堆積物に隠すように産み付けられたりと隠して産卵するタイプと水中に倒れた木や沈石に付着させ簡単に見つけられるオープンな箇所に産卵するタイプとに大別されます。どちらかと言えば産卵場はトウホクサンショウウオと似た傾向を示していると思います。
全長
90-100mm

解説
ごく限られた地域にしか生息しない、極めて珍しいサンショウウオです。
体色は、茶色っぽい下地に、青みがかった斑紋が体側から四肢にかけてはいる、大変美しいサンショウウオです。
本種は長野県白馬村を模式産地としその個体群を松井正文博士によって記載されました。
また、隣接する富山県や岐阜県にも見られそれらは本種のシノニムでヤマサンショウウオ(H.tenuis)として南部久男氏によって記載されました。水系的には日本海側に流れ出す河川の源流域が主ですが、岐阜県では太平洋側との分水嶺近くにも生息の可能性があります。
コメント
移動量の少ないサンショウウオ属は、日本の各地の谷間で、独自に分化していった顕著な例だと思います。
このページに資料を提供していただいた立脇 康嗣さんと高木 雅紀さんに感謝をいたします。また、立脇さんにメールを送りたい人は、krhodeus@hotmail.comに、高木さんにメールを送りたい人は、mytakagi@kb3.so-net.ne.jpにお願いします。
mytakagi@kb3.so-net.ne.jp

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