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撮影協力:ワイルドスカイ |
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撮影協力:ワイルドスカイ |
和名:クランウェルツノガエル
英名:Chacoan horned Frog
学名:Ceratophrys cranwelli
- 分布
- アルゼンチンのチャコ地帯
- 生態
- 林床に潜み目の前を通る獲物を捕獲します。オタマジャクシも肉食性です。
- 体長
- 75-125mm
- 解説
- 本種は、1980年までベルツノガエル(C.ornata)のシノニムと考えられていました。
- 特徴は、上瞼の突起がベルツノガエルよりも若干大きく、吻端が長いです。その為馬面に見えます。体色は、茶色っぽい物が多いですが、緑の入るものもいます。
- 繁殖は、雨期に水たまりや池で産卵します。変態後、18〜24ヶ月かかって成体になります。
- コメント
- このカエルも当然の事ながらベルツノガエルやアマゾンツノガエルとのハイブリッドが作られています。写真の個体は、久しぶりに入荷されたワイルド個体です。明らかに現在売られているCB個体とは別種に見えるでしょう。やはり、CB個体はハイブリッドの可能性が極めて高いです。
- また、ベルツノガエルと同様に最近の繁殖個体を長期飼育するのは非常に難しいです。これは、商業として成り立たせるために排卵誘発剤を使用して強制的に産み出されたものだからです。産卵は親ガエルにとって非常に体力を使います。通常ならば1年に1度とか数年に1度といった具合に産卵します。つまり、卵を正常に成熟させるために栄養を蓄えているわけです。その時間を与えずに排卵誘発剤を使われるので、産まれてくる卵の生命力は弱くて当然です。
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