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撮影:佐藤 秀文 |
和名:スライミーサラマンダー(ヌメサンショウウオ)
英名:Slimy Salamander
学名:Plethodon glutinosus
- 分布
- アメリカ合衆国東部からテキサス州、カナダ南西部
- 生態
- 標高0m付近から1600mの山地まで分布しています。普段は、平らな石の下や朽ち木の下などに潜んでいます。
- 体長
- 110-210mm
- 解説
- 産卵期は、北部では春と秋に、南部では夏になります。
- 卵は、石の下や朽ち木の下に5−35個産みます。卵からは、いわゆる幼生ではなく、陸上での生活が可能となる姿、つまり親と同じ姿のミニチュア版となって孵化します。
- 本種は、皮膚を刺激すると極めてベタベタする糊のような粘液を出します。それに毒があるかどうかは分かりませんが、指に付くとなかなか取れずにやっかいなので注意して取り扱いましょう。
- コメント
- スライミーサラマンダーは、高温に結構弱いので、22度以上にならないように飼育した方が無難です。
- 以前、ある有名ショップで本種が、餌にイトミミズを与えられ、汚れきった水が入ったプラケースに入れられ、しかも熱帯魚の水槽の上に置かれて売られていたのを見ました。あまりに可愛そうなので購入して帰ろうと思ったら、ビニール袋に入れられたあげく、あろう事か熱帯魚の水槽の水を入れられ、オマケに酸素パックまでしてくれました。お陰で、全身から粘液を出して絶命したのは言うまでもありません。両生類を扱うなら、ちゃんと勉強して欲しいものです。
- このページに資料を提供していただいた佐藤秀文さんに感謝をいたします。また、佐藤さんにメールを送りたい人は、hidebumi@nifty.ne.jpにお願いします。
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