イモリ亜目(Salamandroidea)
サンショウウオ目の中で、イモリ亜目に属する仲間は、体内受精をします。
また、サラマンダー(サラマンドラ)に対し、適当な日本語が当てはめられていなく、本来ならサラマンダーは、サラマンダーとすべきなのですが、何々サンショウウオと呼ばれてしまっているので、ここでも何々サンショウウオと表記します。適当な言葉が見つからない種は、何々サラマンダー等とショップで売られているときの名前も使用します。
しかし、何々サンショウウオであっても、イモリの仲間なのをお忘れ無く!
- ホライモリ科(Proteidae)
ホライモリ科は、北アメリカ大陸に1属5種、ヨーロッパに1属1種います。全て、完全水中生活者で外鰓があり、比較的大型です。
- アンフューマ科(Amphiumidae)
アンフューマ科は、北アメリカ大陸に1属がしられています。ウナギに似た体型で、四肢が非常に小さく、指が他の有尾類(前肢は4本、後肢は5本)と違い、前後肢ともに3本と2本と1本の種がいます。全長は1m近くになるものと30cmの小型の種がいます。
- トラフサンショウウオ(マルクチサラマンダー)科(Ambystomatidae)
トラフサンショウウオ科は、北アメリカ大陸に1属30種がしられています。変態後は、陸生になるのが一般的ですが、幼形成熟する種もいます。また、アメリカサンショウウオ科と違い肺があります。
- オオトラフサンショウウオ科(Dicamptodontidae)
オオトラフサンショウウオ科は、北アメリカ大陸で1属4種が知られています。
- オオトラフサンショウウオ属(Dicamptodon)
- オリンピアサンショウウオ科(Rhyacotritonidae)
- イモリ科(Salamandridae)
イモリ科は、サンショウウオ目の中で最も分布域が広く、東アジアから東南アジア、ヨーロッパからアフリカ西北部、北米東部と西部の三つの分断された地域にいます。現在15属59種ほどが知られています。この仲間は、比較的小型種が多く、最大でも30cm程度です。
- アメリカサンショウウオ科(Plethodontidae)
アメリカサンショウウオ科は、サンショウウオ目の中で最大のグループ(26属292種)で、主に南北アメリカ大陸と南ヨーロッパと朝鮮半島の一部に分布しています。
この科の特徴は、両生類でありながら肺がありません。また、上唇と鼻孔の間に鼻唇線と呼ばれる細い溝があります。
- ウスグロサンショウウオ亜科(Desmognathinae)
- アメリカサンショウウオ亜科(Plethodontinae)
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