撮影協力:爬虫類倶楽部

和名:トウブタイガーサラマンダー

俗名:トラフサンショウウオ
英名:Tiger Salamander
学名:Ambystoma tigrinum tigrinum

分布
カナダのマニトバ州南東部から合衆国テキサス州まで、オハイオ州からフロリダ州北部まで
生態
沼地や灌漑用水池、森林の湖等の周辺に分布し、ネズミやザリガニが掘った穴等に住んでいます。
全長
180〜300mm

解説
 タイガーサラマンダーの基亜種であり、幼形成熟もします。まれに40cmを越えることもあり、陸生有尾類の中でも最大級の種類です。
 この種は、カナダとアメリカに6亜種が知られています。日本には、ほとんど本種とオビタイガーサラマンダー(A.tigrinum mavortium)の2亜種が輸入されています。オビタイガーサラマンダーは、ペットショップで、バレッドタイガーの名前で売られていることがあります。
 タイガーサラマンダーの幼生を、ウォータードッグの名前で売られているのをよく見かけますが、本種ではなく、本来マッドパピー(Necturus属)の仲間に使われる名前だと思います。よく言うアホロートルは、アステカの言葉で「水」と「犬」を合わせた合成語です。 
コメント
 写真の個体は、20cmを遙かに越えている巨体で、ピンクマウスを食べています。いわゆるウォータードッグから育て上げられたもので、これほど立派になった個体は珍しいと思います。
 飼育は、日本のサンショウウオに比べて極めて簡単です。幼生は、糸ミミズ、アカムシ、金魚、メダカ等、熱帯魚屋で揃えられる生き餌を問題なく食べますし、成体になってもその食欲は変わりません。ただし、偏った餌ばかり与えていると、本種に限らず奇形になったり、病気になりますのでビタミン剤等も併用した方が良いでしょう。

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