撮影:Rich Glor



和名:シャベルノーズサラマンダー

英名:Shovel-nosed Salamander
学名:Desmognathus marmoratus

分布
アメリカ合衆国のバージニア州、テネシー州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州の境界付近のアパラチア山脈。
生態
水棲で晩春から初夏にかけて渓流の岩の下に2個から4個の固まりで卵を産み付けていきます。
体長
80-150mm

解説
シャベルノーズサラマンダーは、大型のダスキーサラマンダーでD.quadramaculatusに近い種類です。見つかる地域によって体色に変化があるため5亜種に分類されるとされたこともありますが、現在は分類されていません。また、本種はかつてスキバナサンショウウオ属(Leurognathus)に分類されていましたが、現在はウスグロサンショウウオ属に統廃合されました。
本種は、渓流中に生息し日中は大きな岩の下に隠れ、夜間に出てきて餌を食べます。また、孵化したばかりの幼生はあまり泳ぎが上手くなく、流されて水流の無い場所に集まります。
食性は幼生も成体も水生昆虫を主体に食べています。
コメント
この写真は水中にいる個体を写した物ですが、横たわる龍のように見えます。本種も日本には入ってこないと思われますが、流水棲のサラマンダーは飼育が困難でしょう。
このページに資料を提供していただいたRich Glorさんに感謝をいたします。

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