英名:Indian Rice Frog
学名:Fejervarya kawamurai
- 分布
- 本州中部(神奈川県)以西、四国、九州、先島諸島を除く西南諸島、千葉県、台湾、山東省以南の中国、東南アジア全域、インド
- 生態
- 水田付近に生息しています。繁殖期は、5月から8月で水田の他、一時的な水たまりなどの浅い止水に産卵します。
- 体長
- 成体オス:29-45(平均36)mm
- 成体メス:32-54(平均42)mm
鳴き声
キャウ・キャウ・・・
- 解説
- 水田に多く、ツチガエルに似ていますが、腹が白く、イボが少ないことで区別できます。
基準産地はジャワですが、フィリピン産は、R.l.vittigera 、スリランカ産は、R.l.greenii の名前で亜種として区別されています。また、日本国内でも形態的分化の程度が高く、別亜種の区別が可能と思われますが、未記載です。
このカエルのオタマジャクシは、高温に対する耐性が、知られる限りカエル類の中でもっとも高く、43℃に達する事が知られています。
- 雌雄の区別は、雄には顎の下に黒い斑紋が左右に一つずつ入ります。ここが鳴嚢になります。
- 背中線は、出る個体と出ない個体がいます。
- コメント
- のどに、真ん中から左右に分かれている鳴嚢があり、とってもカワイイ蛙です。
- 飼育は容易で、ピンセットからも餌(コオロギ)を食べます。水辺の多いケージで飼育し、水草や流木などでシェルターを多くしてやります。