無紋タイプ(撮影:ばいかだ)赤褐色の暗色斑紋の出たタイプ卵塊

キタアオガエルと呼ばれていた個体群

地面に産み付けられた卵塊(撮影:立脇 康嗣)

和名:モリアオガエル

英名:Forest Green Tree Frog
学名:Rhacophorus arboreus
(「樹上棲の、ボロをまとったもの」の意味)

分布
本州(茨城県を除く)、佐渡島
生態
海岸付近から2,000mの高地に分布しますが、一般的には山地の森林に住んでいます。繁殖期は、4月から7月で、水上にでた木の枝や葉、草の上などにクリーム色で泡状の卵塊を産むので有名です。
体長
成体オス:42-60(平均57)mm
成体メス:59-82(平均72)mm
鳴き声
コロロロロ、コロロロロ
解説
木の上に卵を産むことで非常に有名で、天然記念物にされている地方もあります。
キタアオガエルと呼ばれていた個体群の特徴は、やや小型で吻端がさらに細く尖ります。また、他のモリアオガエルと違い水にもよく潜ります。
シュレーゲルアオガエルに似ていますが、ずっと大型で、目の色がやや赤みを帯びていることで区別がつきます。また、モリアオガエルは、背中に斑紋がでるタイプと、出ないタイプ(東北日本産)が存在します。詳しい比較の方法はこちら
コメント
結構、マニアに人気があるのかショップでも売られているのをよく見かけます。私も、飼っていたことがありますが、体の割に大きな餌を食べました。4年位飼っていたのですが、冬眠中に、目が細菌感染を起こし、片目を失いその影響で、数ヶ月後に死亡してしまいました。
このページに資料を提供していただいた「ばいかだ」さんと立脇さんに感謝をいたします。また、立脇さんにメールを送りたい人は、krhodeus@hotmail.comにお願いします。

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