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和名:イチゴヤドクガエル

英名:Strawberry Poison Frog
学名:Dendrobates pumilio

分布
カリブ海沿岸のニカラグアから、パナマにかけての熱帯雨林で海岸付近から標高960mまで分布します。
生態
地上種ですが、幼生はアナナスなどに溜まった水辺まで親に運ばれてきます。
体長
18-24mm

解説
色彩のパターンは、極めて多く名前に由来するイチゴのような色から、青っぽい色まで多岐に渡ります。
幼生は、親が与えるフードエッグと呼ばれる無精卵を食べ、成長します。その為、飼育下での繁殖は難しいです。
このカエルの毒は、プミリオトキシンとして知られています。
コメント
写真左の個体は、一般的な“ブルージーンズ”と呼ばれているタイプです。
市場に出回るのは、殆どこのタイプですが、大部分が採集個体です。たまに、繁殖個体も見かけますが非常に高価です。しかし、採集個体は、感染症などの病気を持っていることが多く、長期飼育が困難なばかりか、それまで飼っていた他のヤドクガエルにも病気を移しかねません。出来れば、繁殖個体を購入しましょう。
また、イチゴヤドクガエルは、結構気が強く他の大きなヤドクガエルにも攻撃を仕掛けます。小さいからといって小さな容器で複数飼育することは出来ません。この事はたのヤドクガエルにも言えることなのですが、特にその傾向が強いと思います。
写真右の個体は、今回初めて見ました。色彩は、D.speciosusと全くと言ってよいほど変わりません。通常、イチゴヤドクの場合は、全身が赤くても足の指だけは別の色になるものなのですが、本種は指の先まで赤いです。また、D.speciosusとD.pumilioは、生息域が重なるところもあるのでD.speciosusの可能性もあります。違いは、成体のサイズがイチゴヤドクの方が小さいです。この個体がこれ以上大きくなるのであればD.speciosusの可能性が大きいです。


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