和名:ズアカヤドクガエル

英名:Red-Headed Poison Frog (Crowned Poison Frog)
学名:Dendrobates fantasticus

分布
ペルーの熱帯雨林、アンデスの東斜面標高500mから800mの地域。
生態
樹上種で高い木に着生しているアナナス類の周辺に住んでいます。卵は、アナナスの葉に産み付け、幼生はアナナスに溜まった水の中で育ちます。肉食性ですが、親が与えるフードエッグも食べます。
体長
16mm

解説
頭部が銅金色で体が編み目模様です。また、頭部に黒い斑紋があり王冠に見えることから“Crowned Poison Frog”とも呼ばれています。
後ろ足の編み目模様は、メタリックブルーになる個体もいます。
コメント
極めて珍しい種で、世界的に見てもあまり流通されていません。それは、超小型種でかなり神経質であり、縄張り意識も強いため飼育が難しいからだと思います。また、フードエッグが必要な種は、繁殖が困難です。
写真の個体は、我が家で飼育している1匹で、もう1匹は劣性の為かどこかに隠れっぱなしで殆ど見ることは出来ません。(たぶん日本には、現在2匹しかいないと思われる。)
このカエルに限らず、樹上種のヤドクガエルは、地上種に比べ縄張り意識が強いようです。その為、殆ど隠れていて、鑑賞には不向きです。

コバルトヤドクガエルのページ

セマダラヤドクガエルのページ

ヤドクガエル属のページ

ヤドクガエル科のページ

INDEXページにもどる